企業の守護神的存在を目指す大阪府大阪市淀川区の社会保険労務士事務所です。

新着経営コラム

日頃の実務で思いついた経営のヒントになるような事をコラム形式でご紹介しております。企業経営者の皆様は是非、ご覧下さい。

オンライン型交流は司会進行能力を磨くチャンス

 世間はコロナ禍で仕事がテレワークになったり、休日に外出できずスティホームを余儀なくされたりしている日々が続いていますが、スティホームでも友人や知り合いと外食や飲みに行ったりはできなくても、オンライン飲み会やオンラインお茶会などと称して、ズームやスカイプやライン電話等で画面越しに顔を合わせて話すことはできます。

 このオンラインでの会話は複数人になると、会話の間に3人目以降の人が入りにくかったりして、複数人になればなるほど、あまり会話に入れなったという人が出てくるという問題もあるようです。

 この問題は、ズーム等のオンライン会議や雑談をやる時は、主催する人なりが司会進行役をして、参加者にまんべんなく話を振って上げれるような心がけも必要なのかなと思います。

 これは一つのテクニックでもあるので、オンラインでの会話が当たり前になった今のご時世では、なるべく積極的に仕事関係の人や友人や知り合いを集めて、お互いの知り合いを紹介し合うみたいなミニ交流会というのを主催できるようになれば、お互いの交流が活発になるメリットと、主催することによって司会進行の能力が身に付けば、参加者も参加していて居心地がいいので、リピーターとなってくれて、次のミニ交流会の時も参加してくれたり、その時に新たなその人の知り合いを紹介してもらえたりするので、更にそのミニ交流会が活性化されて、どんどん人脈ができていくのです。

 そういうミニ交流会に参加してみようという人は、前向きでポジティブな考え方の人が多いので、得られるものも多く、参加者同士の対人スキルもどんどん向上していく可能性もあります。

 このように、コロナ禍にはコロナ禍にしかない方法で、人脈を構築したり、その対人関係の中で、教養を高めたり、対人スキルを身につけると、コロナ終息後も新たな人的交流の手法を一つ持ったことになり、その手法は終息後も選択肢の一つとなり、コロナ禍前の従来型の対面型人的交流と併用できれば、より多い選択肢を持つ人の方が自分が成長できるカードもそれだけ多くなるので、より豊かな人脈形成ができるのではないでしょうか。

日本の企業社会の防波堤となる使命を果たす覚悟

 令和3年に入り、感染症の拡大の影響が長期化してきて、休業要請が出ている飲食店や外出自粛傾向によって利用者が減少している航空運輸業界やテレワークへ働き方を変革したことによるビジネスウェアの需要が減少しているアパレル業界等の苦境が報じられる中で、コロナ禍で企業が抱える様々な労務分野の課題解決に向けて、労務の専門家である社会保険労務士(社労士)が日頃培ってきた健全で生産性の上がる様々な労務管理のノウハウを駆使していくことが求められています。

 労働者を休業させた場合に事業所が労働者に支払う休業手当においては、一定の条件を満たせばその休業手当を国(厚労省)が一定の条件下で支援するという雇用調整助成金の支給申請の申請代行を行う権限を社労士が担っているので、まさに人件費の資金繰りを潤滑にして雇用をつなぎ留める最後の砦となる企業の生命線を支える救世主となります。

 更に、感染から従業員を守るための安全衛生体制の構築や、健康不安が起こった時に感染拡大防止を徹底して企業の事業活動を停滞させないための社内規定の整備等の労務管理のサポートを社労士は労務の専門家として万全に果たしていく使命があると言えます。

 また、テレワークに就業スタイルを変革していく時に注意しなればならない労務管理の手法をいろんな角度から提案していくことも期待されますので、疫病流行の大混乱期において企業の頼れる相談相手として、社労士が日本の企業社会の防波堤となれるようその使命を果たす覚悟です。

企業社会を守るより良き提案を

 今年一年の総括としては、今年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で経営難に陥った業態も多いとのマスコミの報道もあり、2月末から始まった一斉休校の影響で子供の面倒をみるため仕事を休まざるを得なかったワーキングママさん等の学校等休業助成金や、緊急事態宣言下によって休業を余儀なくされた業態の雇用の維持を図るための最後の砦ともいえる雇用調整助成金等の雇用の維持に関する厚労省管轄の助成金のサポートができる国家資格者・社会保険労務士(社労士)が活躍する場面も多く、改めて社労士の存在意義の高さを再確認し、使命感に燃えた社労士も多かった1年ではないかと思います。

 景気の良いときは、人手不足感から人材確保のために待遇面の改善や能力評価制度の導入で従業員のモチベーションを維持して離職率を低下させる等の労務にまつわる雇用管理や賃金設計等の需要は従来から高くありましたが、今年はポストコロナ・ウィズコロナを見据えた人材確保のための助成金関係等の需要の高さに分野が大きく変わったと言えます。

 そして、コロナ禍の影響で一時的に需要が落ち込んだ業種においてはウィズコロナ時代は他業種への人材の提供ともいえる雇用のシェアによって、いろんな業種間で需要の変動に耐えうるような日本全体の経済界で支えあう仕組みづくりが急務となっています。

 もともと働き方改革で長時間労働の是正や育児介護との両立支援できる職場環境やパワハラ・セクハラのない明るい企業風土の構築などいろんな課題に取り組むべき労務分野ですが、雇用なくして事業の存続と市民社会の存続はあり得ないわけですから、今後も時代の変化とともに移り変わる雇用の維持増大のため必要なことは何かを常に考え、労務の専門家である社会保険労務士として企業社会を守るよりよき提案を心がけていきたいと思っております。

明るい未来を築く懸け橋となるものは

 世の中、自粛ムードからGOTOキャンペーンによって経営難に陥っている業界の救済を政策的に推し進めるべく、GOTOイートやGOTOトラベルなどで徐々に旅行やレジャーや外食をする人も増えてきているようですが、コロナ禍前の活況まではもう少し時間がかかるようです。

 そこで、企業にとってコロナ禍の間の経営の舵取りは難しいと思われますが、できることはすべてやり尽くして悔いのない行動を常に取り続けることが重要です。

 コロナ禍前であったなら、常に土壇場で追い込まれているという切羽詰まった考えにならなくても、何とかやりくりはできていたとは思うのですが、コロナ禍では少しの情報収集の取りこぼしが大きな痛手となるように、刻々と国の施策や法改正あるいはいろんな国の支援のルールが変わってくることが予想されるので、日々の情報のアンテナを張り巡らせることへの集中力が何より大切なのです。

 まさに、精神論だけでは太刀打ちできず、いろんなデマ情報やフェイクニュースに惑わされたりすることなく、冷静な判断能力と信頼できる人の意見を聞く客観性と分析力が必要な時代です。

 いろんな不安との闘いでもあるので、もちろん精神面のタフさも必要ですから、日頃の執念をどこまでも燃やし続けて、いつまでも自分のファンでいられるような魅力を発信し続けることです。

 ネットやSNSで手軽に日々の情報に触れることができますが、その情報の真実性を判断するのは、ネットで検索して導き出すのではなく、自分自身の経験値と絶大な信頼を置ける人を見つけ出して、その人の意見を聞いて教えを乞うことです。

 いかに自分を信じ、いかに信じられる他人に寄り添うことができるかが、いつの時代も明るい未来を築く架け橋となります。

生きることの喜びは自然との共生だけでも雄大でかけがえのないもの

 例年、社労士の繁忙期というのは7月10日を期限とする労働保険の年度更新や社会保険の算定基礎届があり、賞与の支払い届もあるので6月~7月にかけてなのですが、今年はコロナの影響で労働保険の年度更新の期限が8月31日まで延期されているのもあり、労働保険の年度更新の作業を後回しにして各種助成金等に取り組む必要もあるので、8月も繁忙期の社労士の先生方は多いのではないかと思います。

 今年は、夏の高校野球も甲子園大会が中止で各都道府県大会は自主開催に委ねられることになり、選抜出場予定だったチームは1試合だけ甲子園で交流試合が組まれることになったり、お盆の帰省もコロナの感染拡大の影響で自粛ムードとなり、帰省客のラッシュはなく静かなお盆休みという異例の夏となりました。

 また、子供の夏休みの旅行で夏の思い出作りをしたり、お盆の墓参りで親戚や家族の団らんや花火大会や縁日という夏のイベントで盛り上がるという光景もなく、人々の娯楽やレジャーを奪われた夏でもあります。

 この記録的な歴史に残るコロナ禍での夏の日々を全世界の人々は決して忘れることはありませんが、そこで思い知らされたことは、今まで当たり前だと思っていた、お盆の故郷への帰省や子供や家族とのお盆での一家団欒、夏の花火大会やオートキャンプや海水浴やマリンスポーツを楽しむということ、夏山の登山や肝試しの納涼大会等での夏ならではの娯楽やレジャーを楽しむということがどれだけありがたいことなのか、生きることの喜びはほんの些細な自然との共生だけでも何と雄大でかけがえのないことなのかを思い知らされた令和2年の夏です。

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