企業の守護神的存在を目指す大阪府大阪市淀川区の社会保険労務士事務所です。

経営コラム PART1 2

大切な人を永遠のものにするには

 例えば、恋愛で言うと彼氏彼女の間柄になると、毎日、LINEやメールでおはようメール、おやすみメールは欠かさずしてるというような話を聞きます。会ってない間の寂しい感情を紛らすために、たわいもない会話でも女の人にとってみれば安心するようです。このたわいもない会話というのが、恋愛シーンだけでなく、ビジネスシーンでも大切なのです。

 大切なお客様であれば、少しでも心配な事があると、メールや電話で確認をまめに行うと同時に、訪問した時には、もちろん仕事の話が中心ですが、仕事の話だけでなく、たわいもない話の一つでもできれば、親近感が湧いてきたり、お互いの距離が縮まり、深い関係になれるのです。

 この深い関係になるということは、ビジネスでも恋愛でも、必要最小限の合理的な時間や密度の付き合いでは無理だということです。

 人間は、ロボットや機械ではないのですから、相手が求めているものをピンポイントで提供できることに魅力があるわけではありません。

 相手も人間なら、人間対人間に求められているものは人間的な温もりも本能的にあるのではないかと思います。

 もちろん、お客様が求めているものを提供したり、抱えている問題を解決することは前提です。

 尚且つ、人間的な家族と同様の温かみのある付き合いができるかどうかが大切なお客様や伴侶を永遠のものとすることにつながります。 

お金の力で買えないものを獲得し維持していくこと

 
 平昌冬季オリンピックで日本人選手のメダルラッシュが続いております。日本人として誇りに思い、活躍された選手を心から祝福したいと思います。

 このオリンピックは4年一回しかないから、希少性も高く、注目が集まりますし、世界のスポーツの祭典で世界一を争うというスケールの大きさも魅力的です。

 我々、オリンピックを見て世界の舞台で堂々と活躍できる選手達を心から尊敬します。

 この人をリスペクトする感情は、絶対金では買えません。人間の根源的欲求である社会や世間から認めてもらいたいという欲求をお金の力無くして獲得できるのが、スポーツや芸術や文化や学問や経営等の様々な分野でのフェアプレー精神にのっとった優秀な成績という結果と結果を出すに至ったプロセスの美しさのみです。

 そういった成功の結果として富を得ることはもちろんありますが、富を得た後の成功前の初心や変わらぬフェアプレー精神を忘れないことも、その一度成し遂げた人からの尊敬の念や自分の誇りを維持するために絶対必要不可欠なのです。

 つまり、お金の力では買えないものを獲得し、それを維持し続けていくことができれば、ソーシャルメディアが発達した現代において、根も葉もないことで叩く人がいたとしても、叩くほうが恥ずかしくて情けなくなるのが自明の理であるので、何も怯えることはなくなるのではないでしょうか。

ストレスに打ち勝ち自分を高める方法

 最近の社会は高ストレス化社会と言われており、将来的な不安や先行きの不透明性からいろんな心配事が尽きないので、うつ病を患い無気力になってしまい、社会人の人は会社へ出社することができないとか、学生の人は登校拒否に陥り、自宅に引きこもりにがちになってしまう人も見受けられるようです。

 誰しも、ショックな出来事や落ち込むことがあると1.2日は気分が乗らない時もありますが、早くて次の日、遅くとも3日目ぐらいには立ち直っていると思います。

 引きずる人と引きずらない人との差は何なのか?と言いますと、小さい事でも何か気になることがあると、その小さい事が解決するまで落ち着かず、その小さい事が解決したとしても、また次の小さな心配事があると、また同じようにその次の小さな心配事が解決するまで、落ち着かないので、その繰り返しで落ち着かない日々が1年を通して、隙間なく訪れるので、ストレスを上手く発散できず、慢性的にストレスを抱えてしまい、次第にうつ病になってしまうのかと思います。

 ここで言えることは、大きくショックを受けることや大きな心配事があれば、なかなか解決まで時間がかかりますし、平常心を取り戻すのに時間はかかるのは仕方がないと思いますが、小さな心配事は絶えずやってくるものですから、この日常的に抱える小さな悩みにくよくよ落ち込まない、「そのうち何とかなるさ。」ぐらいの楽天的な発想を持つことです。

 だから、脳天気な楽天家のほうがストレスに強いと言えますが、これも性格的なものがあるものの、考え方を変えようと努力すれば、もともとの性格もだんだん理想的なものに近づいてきます。

 ポイントは、小さなミスや心配事があっても、「そのうち何とかなるに違いない。」という根拠のない自信も持つことと、妄想的な楽観視をしつつ、とはいっても胡坐をかくわけではなく、自分の能力を高める努力や健康維持する努力等は怠らないことです。これが究極のストレスに打ち勝って、自分を高めるメンタリティーと言えます。

白黒をはっきりさせないこともお互いのため

 人間関係において、相手が腹の中で思っていることを、こちらが推測して言ってしまうと、相手の印象は悪くなります。相手の心理を読むのが上手い人は、相手の会話のワンフレーズでその奥底にある本音に気づいてしまうのですが、その本音がわかっていることを相手に悟られると相手が警戒心を持ちますので、かえって人間関係がぎくしゃくしてしまうわけです。

 つまりは、知っていても知らないふりも大事な事なんですね。人間関係においては、白黒をはっきりしないほうが都合の良い場合があるということです。

 例えば、久しぶりに会った友達に懐かしさのあまり昔話に花が咲いたとして、せっかく再会できた勢いでその時は「また、飲みにでも行こう!」と、LINEでも交換したとします。

 それから、LINEでやりとりをしたとしても、お互いにもう既に家族を持っている身分であれば、なかなか実際に飲みに行くとこまで辿り着くのは、意外と難しい事が多いのではないでしょうか。

 この場合は、「また、飲みに行こう!」と約束したことが、嘘とまでは言わないにしても、軽い口約束で社交辞令の意味合いも含まれていることがあるので、お互いにその後アプローチしなくても信頼関係がなくなるほどのこともないことがお互いわかって言っているわけです。

 これは、夫婦や親子や兄弟のような家族の間でも、腹の中で思っていることを100%悟られてしまうと関係がぎくしゃくしてしまいますし、悟っていたとしても悟っていないふりして、相手に気づかれないようにしないと、家族生活を維持するのが難しいのです。

 すなわち、結婚生活が長く、30年40年連れ添った夫婦でさえも、相手の心を透し眼鏡で見れるようにわかることはなかなか無いわけで、また全て心の中を見透かされることを人間は嫌がる性質があるので、図星であるようなこともあえて言わないほうが人間関係は上手くいくということです。

 人間関係において、相手の心を読むことが大切なのではなくて、相手の心を読めたとしても、そのことを悟られないようにすることも、場合によっては大切なのです。

 

コミュニケーションの達人になるためには

 士業という商売をやっていますと。、どうしてもお客様に法律を説明する事が多くなりますので、論理的にものを語る癖がついてしまいます。

 そこで、普段の会話においても論理的に語ってばかりでは、堅苦しくなってしまいますので、ユーモアを取り入れていかないと、親近感を保てないことになります。

 つまりは、士業という仕事柄、論理的思考能力とユーモアの両立がないと、親近感を保ちながら、法律的素養の維持を図ることができないことになります。

 それぞれに職業によって、普段の仕事の癖がプライベートシーンでも抜けないことを仕事病とでもいいましょうか。この仕事病に陥ってしまう悩みを解消するのは、それぞれの職業によって抱える特性によって違いこそありますが、仕事で使う専門用語が普段仕事で接する人以外でも、出てしまう時なんかが典型的かと,思いますが、その場合も気持ちのスイッチを切り替えるように心がけて、プライベートでは相手によって誰にでもわかる言葉に翻訳していく癖をつけることです。

 よくあるのが、知的に博学に見えるように、ついつい自分の専門分野の言葉を多投してしまうと、相手が専門用語がわからないので、話についてこれず逆にイメージを悪くしてしまうことがあります。

 決して、相手に知識をひけらかすのではなく、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも、相手によって言葉を翻訳して、わかりやすく伝える事を心がけて、時には真面目な話だけでなく、ユーモアを交えながら会話できると、コミュケーションの達人になれます。

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